君の膵臓を食べたい(キミスイ)で通り魔のシーンがなぜラストに?原作と違いはある?

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こんにちは、まりとです!

君の膵臓を食べたいは小説を原作とし、漫画、映画と多くの媒体で人気を呼び、映画ではなんと実写とアニメの2種類上映!当時も今も注目されている作品です。

そんな君の膵臓を食べたいことキミスイですが、物語のラストの方の展開が急展開で話題になっていました。

ここからはラストの話題なのでまだ見ていない人はブラウザバックを!!

 

そんなラストのキーワードは通り魔

少し気になったのでこのラストの展開についていろいろ考えてみました!

ちなみに原作でもやはり通り魔がラストに現れるのか原作と映画の違いについても話していきます。

君の膵臓を食べたい(キミスイ)で通り魔のシーンがなぜラストなのか?

キミスイのラストではそのタイトルからして、膵臓を弱くしてヒロインの桜良が亡くなってしまう…、あるいは膵臓を完治して復活し、トゥルーエンドに!という展開が考えられますよね。

ちなみに僕がこの作品を全く知らない当初のころは、東京喰種みたいなホラー系の作品かな?と思い、登場人物が共喰いで大切な人を亡くならせてしまうラストを想像してました。
実際の作品と180度違いますね笑笑

話はそれましたが、とにかく膵臓がラストにすごい絡んでくる展開が容易に考えられますが、実際の桜良のラストは、偶然遭遇してしまった通り魔によって刺されることで命を落としてしまいます。

まさかの通り魔!?なんて見た方も思ったでしょうね。

実際に伏線も作中に少し仕込まれていたそうなので、前触れもなく100%いきなりというわけではないですが、見たほとんどの人が通り魔によって桜良が亡くなってしまう展開は想像していなかったでしょうから、印象的なシーンになりましたね。

しかし、なぜ病気が治った!やっぱり治らなかった…という展開ではなく、通り魔によって命を落とす展開になったのでしょうか?

このラストシーンの展開にはやはり、命は尊いがゆえに儚いということを伝えているのだと思います。

この作品のテーマの一つは何といっても

皆が普段は生きているのが当たり前だから忘れているものですが、
この命が止まったら、普段のトイレ行って食事して仕事学校、遊んで帰って寝る
という当たり前のことができなくなります。

そんな当たり前にある命であるからこそ、それがもし唐突になくなってしまったらどんな気持ちになるのか、というのを伝えたかった、という意図がうかがえます。

桜良が膵臓の病気で亡くなる展開だったら、そもそもタイトルや冒頭のやり取りから視聴者が容易に想像できたから、例え病気という理不尽で特殊な最後であったとしても

あぁ、やっぱりこういう展開か。
桜良にはもう少し生きてほしかった…。

という、言い方は悪いですが、ありきたりな感想になります。

しかし、そんなTHE鉄板な展開では視聴者を感動させられても、命の尊さをいまいち伝えることができないですよね。

見てる人を感動させたいなら病気で亡くなる展開でも十分ですが、ここが他の作品とは一味違うミソの部分なのでしょう。
命は儚いというテーマに触れさせるにはもう少し違う形で話のインパクトを与える必要があります。

誰しもが話のラストシーンは病気で亡くなるか元気になるかを思っている中、いきなり桜良が通り魔に刺されて最後を迎える。

そういう不意打ち展開を作ることで、
命はいつもあるものだけど、こんなに簡単に失うこともできるものなんだよ。そんな命を日々大切にしていこうね。

というメッセージを伝えたかったのではないでしょうか?

通り魔ということで一見拍子抜けしたラストシーンにも見えますが、拍子抜けするほど人の命は思ったよりも儚い、という意味にも取れますよね。

君の膵臓を食べたい(キミスイ)のラストの原作との違いは?通り魔がいないルートはある?

でもやっぱり桜良には通り魔に刺されて欲しくない!違う道もあったんだろ!と思ってしまいます。

ということで、映画以外の原作、漫画では異なるラストシーンになるのか色々調べてみましたが、どの作品媒体でも最後は通り魔に会って命を落とすという展開は共通している感じでした。

と考えると、やはりラストシーンの通り魔は映画監督がテキトーに作ったいい加減なアイデアではなく、どの媒体でも一貫してこのラストシーンを重要視していることがうかがえますね。

原作者の住野よりさんも映画の制作に大きく関わっており、制作スタッフの方とたくさん相談して作ったとおっしゃっています。

内容としては悲しくて儚い最後にはなりますが、それが桜良の最後であると受け入れるしかないようです…。

まとめ

フィクション作品とはいえ、この最後のシーンはどうしてもやるせない気持ちになってしまいます。
もっと違う未来があったのではないか、と___。

ここがもう少しライトな作品だったら、スピンオフ作品でグッドエンドも作られるのでしょうが、命について訴えかける話に”もしも”はないです。

もしかしたら自分も明日通り魔に会って帰らぬ人になるかもしれないですし、違う病気になって突然余命宣告される可能性だってあります。

そんな簡単に失うことのできる命だからこそ大事にし、毎日を噛みしめて生きていきたいですね。

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